寒さの厳しいなか、ご来場ありがとうございました!
イベントの記録(ダイジェスト版)
日本初(世界初?)となったプラネタリウムとVJのコラボレーション、「再生」〜春夏秋冬あるいは輪廻〜(2006年)に続き、第2回プラネタリウムVJイベントを開催します!盛岡市子ども科学館のサイエンスドーム「宙」において、さらに新たな技術・表現の要素を加え、皆様をアート&テクノロジーの融合による夢の世界へと誘います。
場所: 盛岡市子ども科学館 サイエンスドーム「宙」
開催日: 2008年1月12日(土)
16:50 開場
17:00 第1回開演〜 17:20 終演
17:40 第2回開演〜 18:00 終演
入場無料!
VJ・BGM: Dr.KENTA (岩手大学)
スーパーウラノス・バーチャリウム: 吉田栄 (盛岡市子ども科学館)
レーザ: 原美オサマ・那須川徳博(岩手大学)
イベント進行・サウンドスケープ: 山口晋 (盛岡市子ども科学館)
プレスリリース(PDF)
イベント内容について(PDF)
※今回も実験段階ですので、完成度はまだまだかもしれません・・・。しかし、スタッフも自分が率先して楽しみたいという気持ちでいますので、この楽しさを皆様と共有できれば幸いです。
メディアアートとしての VJ 表現に関する事例研究(PDF)
ライブの映像演出を担当するVJ(ヴィジュアル・ジョッキー):
一般的な映画やドラマの映像とは異なり、VJはその場でミックス、スイッチング、エフェクトなどの処理をして映像を紡ぎだしていきます。楽器演奏を聴くようなライブ感覚で映像をお楽しみください。
ドームという非日常的な場、それはフィクション:
テレビ画面やスクリーン上の映像とは異なり、自分の外に対面しているものを鑑賞するのではなく、サイエンスドームでは、その世界に入って体験する新感覚を皆様に提案します。さらに、ドーム内に流れる音楽やサウンドスケープも、その世界観を増幅していきます!
テーマは「夢をかたちに」:
第1回プラネタリウムVJイベントにおいて、私たちはプラネタリウムの神スーパーウラノス(五藤光学研究所)に誘われ、精神的な旅(春夏秋冬、生死再生のような円環運動)をしました。今回のテーマは、自らの夢を自らの手で実現するために試行錯誤することの大切さを訴えるものです。
夢機械(ドリームマシン)の実験場:
今回のテーマ「夢をかたちに」から、このイベントに関わるスタッフの様々な「夢」を実現するために使用される設備、装置、機材などのツール(道具)をここでは「ドリームマシン」と呼ぶことにします。
光学式投映機「SUPER URANUS」(スーパーウラノス)、3次元CGドーム投映システム「VIRTUARIUM」(バーチャリウム)、レーザ、ビジュアル・シンセサイザーCG-8、ダイナミック・ビデオ・ステーションkaptivator、映像エフェクターKAOSS PAD entrancer、ビデオ・ミキサー/スイッチャーkrossfour・・・
お楽しみいただければ幸いです。
ヴォーカルに初音ミク:
今回は「夢をかたちに」というテーマを出発点にして、サウンド・デザインを行いました。作詞作曲も試みましたが、歌を歌ってくれたのは、ボーカル・アンドロイド=VOCALOID(ボーカロイド)としてのバーチャル・シンガー『初音ミク』です。ここでは、これもドリームマシンとして捉えていますが、彼女のかわいらしいキャラクターを意識して曲作りしました。
イベントで使用するBGMは、Dr.KENTA's MySpaceで試聴することができます。ぜひ!
金星 (venus)
by Dr.KENTA
あの雲の 向こうから もれる光は
閉ざされた 心にも 残された希望
あの星が 笑ってる 私はここに
あの夢の 続きへと 思いはいつかそこに
信じてる 忘れない 君との約束
果てしない 旅の途中 きらめく空をみて
ムーンライト・ドリーム
by Dr.KENTA
遠い夢の国
どうか私をそこに連れてって 今
輝いたつぶらな瞳 まっすぐに空を見上げる
まんまるい お月さま
願いは叶わない そんなこともあるよ
だけど決して夢は 捨てない いつまでも
いつかあの空を 自由に羽ばたき
飛んであなたのもとへ 行きたい 会いたい
その他、「white blue moon」(インストゥルメンタル)も使用します。この曲も上記のMySpaceで試聴できます。
盛岡市子ども科学館のサイエンスドーム「宙」(そら)は、市民が科学を楽しむことのできる空間になるようにという願いを込めて名づけられています。
また、それはプラネタリウムだけではない多目的ドームとして活用することも予定されていました。
岩手大学では地域連携推進センターを始めとして、各部局が地域連携による研究活動を推進しており、今回は、盛岡市子ども科学館と連携するために地域連携推進センター、情報メディアセンター情報処理部門、工学部、教育学部のスタッフが集まり、※サイエンスドーム研究会を立ち上げました。
この研究会によって、今回のプラネタリウムVJイベントのようなサイエンスドーム・プロジェクトが企画・実施されています。
※盛岡市子ども科学館と岩手大学の共同研究として正式に契約締結(2006年11月27日)しました。サイエンスドーム研究会は、「アート&テクノロジー研究会」(A&T研究会)とも密接に関連しています。
○徒歩:盛岡駅より2006年11月17日に開通した「杜の大橋」を渡ります。(約20分)
○交通機関(バス=岩手県交通)盛岡駅10番乗り場
・先人記念館行、「子ども科学館前」下車
・盛南ループ『200』、「盛岡総合プール前」下車(徒歩7分)